オタフクソースの挑戦!お好み焼きをフランスへ!
こんにちは。株式会社Spaceです。
昨年から続く新型コロナウイルスの流行により、数多くの企業が今もなお強く影響を受けていますね。
特に苦境に立たされている食品業界の中で、ある有名な調味料メーカーが大きく売上を伸ばしています。
それはお好み焼きソースで人気のオタフクソース、その海外事業部です。
コロナ禍で外食店の利用者は激減する中、わずか6名で活動する彼らはどうやって大きな結果をつくってきたのでしょうか。
その要因は大きく2つ、SNSを有効に活用したこと、日本食ブームが起きている国に着眼し、そこを中心に普及させたことが挙げられます。
今回はその2点について詳しく紹介していきます。
SNSの活用で自らがメディアになる
オタフクソース海外営業部は、新型コロナウイルスが流行してからは現地での商談が叶わなくなり、電話・メール中心の営業スタイルとならざるを得ませんでした。
そうなると、従来の営業方法が通用しなくなり一時的に売上は半減したといいます。
そこで彼らがとった施策が「自らがメディアになる」というものです。
具体的には海外の食文化に合わせたソースの使い方やレシピを英語化してブログで発信、テレビ会議システムを利用したオンライン教室など、SNSを利用して情報の発信を行いました。
コロナ禍により通用しなくなった方法に執着せず、この状況下でかえって注目度が増したSNSを活用したことが売上を伸ばした要因の一つとなったのです。
ニーズのあるところへ集中して提案
2つ目は、日本食ブームが起こっている国を中心に提案を行ったことです。
代表的な例として、国内に3000を超える日本食のお店が出店されているフランスがあります。
元々、フランスの家庭にお好み焼きを普及させるために以前から屋外のイベントなど様々な活動を行っていたのだそうです。
そこで、屋外でイベントが行えなくなったこの状況下では主婦のフォロワーの多い人気YouTuberと連携しての料理のライブ配信を行いました。
この試みは大盛況で、動画の視聴回数は順調に伸び、視聴者からのコメントが殺到したそうです。
ニーズのあるところへ、さらに効果的な提案を行ったことが売上を伸ばしたもう一つの要因となったのです。
さいごに
オタフクソース海外営業部はSNSを有効に活用したこと、日本食ブームが起きている国に着眼し、そこを中心に普及活動を行ったことで大きく売上を伸ばしました。
一時は時勢の影響を受けて苦境に立たされても、この状況でかえって注目度の上がっている分野に目をつけ、従来とは異なる方法での積極的なチャレンジでそれを覆したのです。
私たちもこの先仕事をしていくうえで窮地に陥ったとしても、彼らのように視点を変え、手段を変えることで大きな結果をつくるチャンスと捉えて成果をつくっていきます。
それではまた。
株式会社Space